こんにちは!株式会社オリバー 富山本店 リフォームアドバイザーの大場です!
今日は歴史的風速の台風19号が接近していますね。今の時点で風も雨もかなり強くなっています。特に関東地方の方々は注意が必要ですね。当社も足立と松戸に支社がありますので、スタッフに何事もないように願うばかりです。
本日は、富山市のY邸にて施工させて頂いております瓦の締め直し工事をご紹介致します。
そのついでではありますが、瓦屋根の雨漏れしやすい箇所を紹介できればと思います。
屋根工事において雨漏れしやすい箇所はいくつかあります。
①水切りの劣化・・・今ではステンレス製の水切りを使用していますが、昔は銅板や鉄の水切りを使用していましたので、酸性雨による劣化で穴が開くことがあります。
②棟瓦のズレ・・・屋根の一番上にある瓦が積みあがった棟の部分は風の影響を受けやすく、経年劣化でズレが生じてきます。このズレた部分から雨水が侵入して雨漏れの原因になることがあります。多くの雨漏れの原因になりやすい箇所です。
③下地の劣化・・・防水紙があるとはいえ下地が劣化してくればそこから雨漏れが生じることがあります。今回のお家はこの部分のやり替えをして雨漏れ対策を施します。
④熨斗瓦の隙間・・・赤いレンガのような熨斗の部分に中の棟土が風化することで隙間が生じてくることがあります。この隙間も雨漏れの原因になりますので、注意が必要です。
以上が主な瓦屋根における雨漏れの原因になります。今回は、下地をやり替えて棟瓦を積み直しする「締め直し」という工法を使って施工させて頂きました。
写真は下地をやり替えている写真です。ベニヤの下地を敷き、その上からゴムアスファルトシートを施工します。昔ながらの防水紙よりも防水性と伸縮性に優れた代物で近年の屋根瓦の工事においてスタンダードとなっています。
写真は棟を積みなおしている様子です。昔は粘土のような棟土を棟瓦の中にいれていましたが、今ではナンバンというモルタルのようなものを中に入れ固めてから棟瓦を積んでいきます。また、熨斗の部分には漆喰を塗り、隙間をなくします。
施工が終わった写真が以上の写真です。棟瓦から水切り、下地までしっかりと施工がしてありますので、この台風でも大丈夫であると思います。台風の後は雨漏れの被害が顕著に出ますので、屋根工事にご興味のある方は是非オリバーまでご相談下さい!
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