鉄骨造の倉庫をピアノ教室へとリフォーム!
施工地域 | 上市町 | お施主様 | H様 |
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工期 | 30日間 | 費用 | 250万円 |
施工内容 | 鉄骨造倉庫→ピアノ教室へ改修 | ||
家族構成 | ご夫婦・息子様 | 築年数 | 30年 |
Before
■ お困りごと・お悩み
ご自身でピアノ教室を開いておられるH様。
今まではご自宅のダイニングにピアノを置き、教室として使っておられたそうです。そのため、食事の時間がレッスン時間と被らないよう制限されたり、家族の生活空間に生徒さんが出入りすることに不便を感じていらっしゃいました。
教室のスペースをしっかりと分けたい!というご希望から鉄骨造の車庫をリフォームしてピアノ教室として活用することに。
ご要望は…
・鉄骨造の車庫の天井が低いが、圧迫感のある空間にはしたくない
・入ってすぐに手洗いを設けたい
・断熱材をしっかりと入れて断熱効果をあげたい
・楽譜や本などを収納し、すぐ取り出せるような場所が欲しい
というものでした。
After
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白とペールブルーでほんのり色味を変えたクロスがとてもおしゃれな内装。玄関側の壁に設けた室内窓は、迎えに来た保護者様からレッスンの様子が窺えるとご好評です。
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グランドピアノの上は吹き抜けにして解放的な空間を実現。ピアノの背面には楽譜や本などを収納できる場所を設けましたので、使い勝手も抜群です。
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ダクトレールを天井につけると照明の位置が高くなりすぎるため、レールを吊るための伸縮パイプをH様が探してこられました。ちょうどいい位置に好みの照明をつけることができてよかったです。
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グランドピアノの上にはスポットライトを。楽譜や手元が照らされるのでとても見やすく練習もスムーズに行えます。
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入り口入ってすぐのお手洗い。カウンター付の手洗で消毒し、となりの下足箱に靴をいれて中に入ります。
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目線の高さにこだわり、天板がちょうどいい位置になるよう、下駄箱の高さをあげて調節。照明がピンスポットで当たるようにしました。
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H様が一番最初に決められたお気に入りデザインの玄関ドアが映える外観。グランドピアノを運び入れることができる大きな掃き出し窓を施工しました。
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玄関入り口の上の透明な庇は、設置できるものが限られていたため、H様が探されたケノフィックスというカナダのブランドの後付け庇を採用。ブラックの支柱もおしゃれで、雨樋と色を合わせてデザイン性も高くなりました。
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外の水栓は引き込みタイプにして、隠せるようにしました。冬はここから融雪ホースを繋げることができます。使わないときは隠しておけるので、スッキリとしていいですね。
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H様と一緒に記念撮影!
この度はピアノ教室のリフォームに携わることができ、大変貴重な体験をさせていただきました。ありがとうございます。リフォーム後のインタビューにもご協力いただきましたので、合わせてそちらもご覧くださいね。
施工中※画像をクリックすると拡大表示できます
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解体作業スタートです。まずは開口部から解体します。 難しいことはサッシをどう取り付けるかです。鉄骨の胴縁を解体してのサッシ取付ですが結論として木造で造作することにしました。
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大変な解体作業が終了しました。
外壁を大きく解体しました。これから玄関ドア、窓サッシを取り付けていきます。 -
一部2階建の鉄骨造です。
1階部分にピアノ教室を造っていくわけですが、2階床下の鉄骨の梁下端が可なり低いため床の仕上げ高さを+100と最小限に抑えなければいけません。 -
既存の階段を逆向きに移動取付しました。まず、階段を移動しないとピアノ教室が造れません。簡単なようで大変難しい大工のワザですね。
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左からシャッター、玄関ドア、テラス窓を順次取り付けました。
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床はフリーフロアで最小脚長さで取り付けました。壁は全面に断熱材ロックウールを充填します。
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外壁角波トタン重ね貼り前のサッシ取付終了しました。まず外壁廻りのサッシを取付て重ね貼り可能にしていきます。まだまだ全容が判りませんがゆっくり確実に工事を進めていきます。
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まず床組みをして壁下地を組み、断熱材ロックウールを充填した状況です。床はフリーフロアという高さを調節できるパネルを敷き詰めフローリングを貼りました。左手の鉄骨梁の高さが、土間から2mとかなり低いため、フリーフロアの高さを土間から10㎝とするタイプで造作しました。壁のロックウールは、元々寒暖の激しい鉄骨造の倉庫にとても有効で、可なりの期待が出来るでしょう。
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階段裏を活用し、ピアノ楽譜の保管場所を作ります。H様のご希望により一番下の段は奥いっぱいまでの奥行きを設けました。通常は手の届かないところまで収納は造作しませんが、こうすることで、幅のあるキーボードを2台収納できます。
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左のシャッターは倉庫内についていたものを移動取付しました。玄関ドアはYKKAPプロントU07 他、FIX窓 シャッター付テラス戸です。既存の外壁からは想像もつかないほど見違えました。
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春のご契約から細部に渡る打合せを経て、漸く完成したピアノ教室。
今回の施工は鉄骨造でしたので、木造住宅のリフォームとは違い、特に大工工事の納まりが大変難しい案件でした。鉄骨造のため、梁を撤去することができず、床を上げると頭がぶつかってしまう箇所がありました。そのため、床を地面から10センチの高さに作り、190センチの高さを確保。そうすることで限られた空間の中にも広がりを持たせることができました。
また、入ってすぐの手洗いカウンターにもこだわりが。小さなお子様も無理なく届く高さに設定し、ぶつかっても痛くないように角を丸く加工してあります。壁は白とペールブルーでほんのり色味を変えて空間にアクセントを。
今まではご自宅のダイニングにピアノを置いて、教室として使っておられたため、ご家族の食事の時間がレッスン時間と被らないよう制限されたりと様々な不便を感じていらっしゃったH様。これからは生活スペースと教室スペースをしっかり分けることで、無理することなくそれぞれの時間に集中することができるようになりますね。生徒さんからも「前より集中できるようになった!」とお喜びのお声を頂戴したとのこと、嬉しい限りです。
このような貴重なリフォームに携わることができ、私自身も大変勉強させていただきました。ありがとうございます。これからは新しくなったピアノ教室で生徒さんと共に素敵な音楽を奏でてくださいね。