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キッチンの水栓(蛇口)交換はいつ行うべき?
キッチンの水栓の耐用年数は約10年が目安とされています。
ですが実際には、10年以上問題なく同じ水栓をご使用されているご家庭の方が多いと思います。
しかし稀に、10年経たずに水栓に不具合が発生することもあります。そういった10年以内に発生した不具合は大半が部品交換などの部分的な修理で対応できますが、ご使用になられて10年以上経過しており、尚且つ水漏れなどの症状が発生しているのであれば、水栓ごと交換する必要があるでしょう。
また、キッチンの水栓は使用頻度の高い部分です。もし、現在お手入れや機能性にストレスを感じておられるようならば、不具合が生じていなくても交換をご検討されてはいかがでしょうか。キッチン水栓は家族全員が使用する部分なので、不便が解消し使用するストレスが軽減すれば、調理の流れがスムーズになりますよ。
キッチン水栓(蛇口)の種類
キッチン水栓(蛇口)を交換するときは、どんな種類があるのか知っておくとスムーズです。種類と特徴、代表的な商品の価格を見ていきましょう。
◆自宅のキッチン水栓はどのタイプか確認しよう!
まずは自宅のキッチン水栓はどの取り付けタイプか確認してみましょう。同じ取り付けタイプの水栓の種類から、新しい水栓を選ぶこととなります。
ワンホールタイプ
水栓がキッチンの天板かシンクに取り付けてあり、取り付け穴が一つのタイプです。
水栓の根元が円形になっています。20年以内のキッチンでしたらこのタイプが主流です。
2ホールタイプ
水栓がキッチンの天板かシンクに取り付けてあり、横長の台が付いているタイプです。
その横長の台から水栓レバーが立ち上がっていたり、丸い操作ハンドル(バルブ)が付いていたりします。
横長の台の中に水栓の取り付け穴が2つ開いているため、2ホールといいます。
壁付けタイプ
水栓がキッチンからではなく、壁に取り付けてあるタイプです。
壁の2つの穴から水栓が接続されています。
比較的年数の経ったキッチンに多く見られます。
浄水器だけの水栓タイプ
キッチンのメインの水栓とは別に、浄水器だけの専用水栓が付いているタイプです。
シンプルな形状で、浄水だけが出る機能になっています。シンク下に浄水器カートリッジが付いているキッチンはこのケースがほとんどです。
浄水器用の水栓が不要になった場合、水栓をなくす工事も可能です。
新しい水栓を選ぼう〜水栓の操作方法
新しい水栓を選ぶときにチェックすることは、水栓の操作方法です。
どんな種類があるのか見ていきましょう。
シングルレバー
シングルレバーは一つのレバーで水を出したり止めたりでき、お湯と水の切り替えもできます。
片手で簡単に操作でき、水をよく使うキッチンには便利で快適です。
2ハンドル
2ハンドルはお湯と水それぞれに丸いハンドル(バルブ)があり、それを回してお水を出したり止めたりするタイプです。
キッチンでの操作性はあまり良くないため、近年ではあまり見られなくなりました。
ハンドシャワー付き
ハンドシャワー付きは、浴室のシャワーのようにシャワーホースがある水栓です。普段は水栓の中にシャワーホースが埋まっているのでホースが邪魔になることはありません。
ホースがあると背の高い花瓶の水くみや、シンクの掃除に便利です。
自動・タッチレス
タッチレスタイプは水栓に軽く手をかざすだけで、水を出したり止めたりできます。
調理中手が汚れていても、両手がふさがっていても、水栓に手を触れず水が出せるのが便利です。自動センサータイプは、手や物に感知して水を出したり止めたりできます。
タッチレスタイプよりも感度が高く、調理器具をかざすだけでも反応してくれる高機能タイプです。
スイッチ式
栓にタッチスイッチがついており、スイッチを軽く押すだけで水を出したり止めたりできます。タッチレス水栓のように、水栓に手をかざすのではなく、スイッチに直接触っての操作になります。そのため電源不要で工事ができ、水栓本体の価格もお手頃です。手の甲で軽くさわるだけでも操作ができます。シングルレバーよりも水栓本体の接触が少ないため、人気の操作方法です。
あると便利な機能もチェック!
水栓にあると便利なプラスアルファの機能もチェックしていきましょう!
浄水器一体型
水栓のノズル部分に浄水器カートリッジが入っている水栓です。カートリッジがスリムなサイズで、交換も簡単にできます。この水栓が1台あれば、他に浄水器を付ける必要がありません。今まで水栓に後付の浄水器を付けていた、浄水器専用の水栓を別に付けていたという人におすすめです。
節湯型シングルレバー
節湯型という言葉を初めて耳にする人も多いかと思います。余計にお湯を使わず節ガスができるシングルレバーのことです。シングルレバー水栓は、お湯・水の切り替えが曖昧で気づかないうちに給湯器を作動させてしまっていることがあります。節湯型のシングルレバーは、お湯・水の切り替えをカチッと音がなり、お湯を使うレバーの角度をわかりやすくお知らせしてくれます。省エネ推奨の商品で、グリーン住宅ポイント制度の対象商品にもなっています。
キッチン水栓の価格はどのくらいなの?
キッチンの水栓はどのくらいの価格かを把握しておきましょう!
(ここで紹介する価格は、定価のため実際の販売価格とは異なります)
ワンホールシングルレバー
TOTO TKS05301J 定価32,600円(税込35,860円)
シングルレバーのシンプルな水栓です。節湯レバーの機能もあります。
シャワーや浄水器が不要でシンプルな機能をお求めの場合におすすめです
ワンホールシャワー水栓
TOTO TKS05308J 定価52,800円(税込58,080円)
ハンドシャワー、浄水器内蔵型、節湯レバーがあり、充実機能です。
キッチンの水栓交換で人気のあるスタンダードモデルです。
ワンホールセンサー付きシャワー水栓
LIXIL SF-NB454SX 定価88,000円(税込96,800円)
調理中に便利なタッチレス水栓。グースネックという形状で、吐水部分がアーチ状になっています。大きな鍋に水を入れるときなどに便利で、見た目もおしゃれです。キッチンが華やかになりますね。
リフォームに便利な乾電池式で電気工事がいりません。
キッチン水栓の交換はどう行うの?
キッチン水栓の交換を実際に行うには、何から始めればいいのでしょうか。
水栓交換のステップを確認しておきましょう。
自宅の状況を確認
まずは自宅のキッチンの水栓がどのような取り付けタイプなのかを確認しましょう。
取り付け方法によって交換できる水栓の種類が変わってきます。
希望の商品をイメージする
先ほど紹介した機能を参考に、どのような機能のキッチン水栓が必要なのかを考えましょう。
必要な機能をしぼりこむと、商品選びがスムーズです。
欲しい機能が決まったら、インターネット、カタログ等で実際の商品を探してみましょう。
リフォーム店に相談、お見積り
キッチンの水栓交換のイメージができましたら、工事店に相談、見積もりの依頼をしましょう。
自分でキッチン水栓の商品を探すのが大変と思う場合は、商品選びから工務店に相談してみても、問題ありません。
アドバイザーへお気軽にご相談ください。
まとめ
キッチンの水栓は気軽にリフォームできる部分であり、キッチン本体よりも耐用年数は短いパーツです。まだ交換時期でなくても、進化した機能性の高い便利なキッチン水栓を気軽に交換してみるのはいかがでしょうか。
こちらの記事ではキッチン水栓の種類、交換方法をわかりやすくまとめましたので、参考にしてみてください。キッチン水栓が変わるだけで、今のキッチンがグレードアップし、毎日の調理が楽しくなりますよ♩