リフォームコラム

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玄関の西日が気になる…どんな対策がオススメ?
その他
2021年9月6日
夏場に西日が差し込み暑く感じることがあります。
しかし「西日対策はどのようにすればいいの?」「エアコンをかけていても暑く感じる」などと悩まれてる方も多いのではないでしょうか?西日対策を行っている部屋と対策されていない部屋では快適さが違ってきます。
そこで今回は、西日対策が必要な理由や具体的な対策、西日対策で行われるリフォームなどについて解説します。

西日対策が必要な理由

西向きの物件は過ごしにくく対策が必要と言われることがあります。ここでは西日対策が必要な理由について解説します。

 

 西向きの部屋とは?

西向きの部屋は、日照時間が比較的短いですが、午後から夕方にかけて日差しが差し込みます。夏場は暑くなりますが、冬場は暖かく過ごせます。

逆に東向きの部屋は、夜明けから午前中にかけて日差しが差し込みます。

 

 玄関の西日が強くなる季節・西日が強くなる理由

西向きの部屋

日差しの強さは午後から14時ぐらいまでがピークとなり、西向きの部屋に直射日光が当たるため、室内の温度が上がりやすくなります。

特に夏場は気温が上昇し、建物の屋根や壁、床などが温められ熱が蓄積されていきます。これらの直射熱だけでなく、輻射熱も加わり、部屋に熱がこもることで息苦さを感じることがあります。

輻射熱(ふくしゃねつ)とは、遠赤外線による熱の伝わり方を指します。

また、強い日差しが差し込むと紫外線量も多くなります。日に当たることでカーテンや壁紙の劣化が進みます。

 

西の玄関ドアのメリットとデメリット

立地の都合上、西向きに玄関が設置されていることもあります。西の玄関についてそれぞれメリット・デメリットをご紹介します。

<メリット>

 当たりの良い南、東向きに部屋を配置できる

日当たりのいい部屋西側に玄関を配置することで、日当たりの良い東向きから南向きに部屋を配置することができます。

東向きは朝日を取り入れることができ、南向きは日が当たる時間が最も長い場所となるので、冬は暖かく快適に過ごせます。

 

 

 湿気がたまりにくい

玄関は防犯上の観点から締め切った状態が多くなり、熱と湿気がたまりやすい場所です。特に梅雨の時期は、ぬれたままの傘やレインコートを置いたり、靴にも湿気がたまります。
とはいえ、西向き玄関は強い日差しが当たるので、靴や傘などを干すことができます。

 

<デメリット>

 ドアやインターホンの劣化

玄関の劣化西日が当たることで、ドアやドアノブが劣化しやすくなります。
また、インターホンは精密機器です。高温多湿の環境や直射日光やに当たり続けると、機器の状態が悪くなる可能性があります。

 

 

 

 朝、昼は暗く感じる

朝、昼は影になりがちなので、少し暗く感じることがあります。

 

 西日が当たる場合の対策

西日は部屋の奥まで差し込み、熱がこもりやすくなります。ここでは、西日が当たる場合の対策をご紹介します。

 遮光カーテン

遮光カーテン遮光・遮熱効果のあるカーテンを取り付けると、室内に入り込む西日を防ぎ、室温の上昇を抑える効果が期待できます。また、紫外線に対するUVカット効果にも優れています。
遮光カーテンは、NIF(日本インテリアファブリックス協会)が定める「JIS-L 1055A法(遮光性能試験方法)」によって、1級~3級の等級があります。

厚地のものからレースカーテンなどさまざまな種類があります。

 

 

 簾(すだれ)

すだれ

竹が原料で昔から使われるすだれです。風通しがよく、家の外側につけるだけで遮熱効果が期待できます。

 

 

 

 

 

 

 日よけサンシェード・オーニングの設置

オーニングサンシェードは見た目もすっきりで種類やデザインが豊富です。庭やベランダ、バルコニー、テラスなど、工事が不要で簡単に取り付けることができます。紫外線をカットし、家の中に熱が入ることを防ぎます。
立て掛けるタイプのスタンド式や吊り下げ式などがあります。
また、建物の外側に設置するオーニングも日差しや雨を遮ることができます、オーニングとは、可動式テントのことです。カフェやレストランにあるテラス席でも利用されています。

 

 

 庇(ひさし)をつける

庇家の窓や出入り口などに取り付けられる小型の屋根です。「陸庇(ろくひさし)」と腕木庇(うできひさし)」の2種類があります。素材は、アルミやガラス、ガルバリウムなどさまざま種類があります。

庇は強い日差しを遮り、雨を防ぐ効果もあります。

ただし、取り付けは、寸法やスペース、障害物などの確認を必要とするため、わからない場合は専門業者に設置してもらいましょう。

 

 その他

遮熱塗料室内側に断熱効果の高いガラスフィルムを貼るこで、室温の上昇を抑えることができます。また、ロールスクリーンで外からの日射熱をカットする方法もあります。明るさの調整が簡単で見た目もスッキリします。

 

 

 

 

 

西日対策に行われるリフォームとは?

西日対策は、リフォームでも改善できる場合があります。

 窓のリフォーム

遮熱タイプのエコガラスやブラインド入りガラスにすることにより、UVカット断熱効果が期待できます。

もう一つは、西向きの窓を小さくすることでと外気の影響を受けにくくなり、エアコンの効きがよくなり省エネ対策にもなるでしょう。リフォームは新たに壁をつくる、パネルを使って開口部を埋めるなどの方法があります。

 

 ルーバーの設置

西日が入る窓の周辺にルーバーを設置すれば、直射日光の遮断と室温上昇を抑えることができます。ルーバーは、天然木、人工木、ガラス、アルミなどの素材があります。

 

  通風玄関ドアの設置

採風玄関ドアは、ドアを閉めた状態で自然風や光を採り入れることができる仕組みです。一般的には、格子、網戸、ガラスの構造となっています。

玄関ドアを閉めた状態で風を取り込めるので防犯性に優れています。また、玄関の臭いや湿気対策にも効果的です。

 

 ダブルエントランス

ダブルエントランスは、玄関ドア前にもう一つ玄関を設置しているものです。壁付けタイプや独立タイプがあります。設置により、直射日光から熱の流入を防ぐことができます。

 

 断熱性・気密性を高めるリフォーム

その他、断熱性・気密性を高めるリフォームとして、外壁や屋根の断熱塗装、内窓(インナーサッシ)の追加、天井や床、壁に断熱材を施工するなどの方法があります。

 

玄関ドア内窓

 

まとめ

本記事では、西日により建物に熱がこもる可能性や紫外線量が多くなることがわかりました。西日対策には、遮光カーテンやサンシェード、すだれ、庇、ロールスクリーンなどが効果的です。より効果的な西日対策としては、窓の変更や採風玄関ドアの設置、ダブルエントランスなど、断熱性・気密性を高めるリフォームを検討してみてはいかがでしょうか?

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