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KMEWの外装材「SOLIDO」がかっこいい! 外壁だけじゃなく、内装にもオススメ!
外壁・屋根
2021年9月15日
外装材メーカーKMEW(ケイミュー)の「SOLIDO(ソリド)」という壁材が今注目を浴びています。見た目はコンクリートでもなく、石でもなく、タイルでもない。不思議な素材感がかっこいい。そんな印象の”他には見たことのない”スタイリッシュな壁材です。この記事では、SOLIDOの特長をはじめてでもわかりやすく紹介します。ひとクセあるアクセントを家のデザインに取り入れたい!という家づくりの参考になりますよ。

KMEW SOLIDO(ソリド)とは?その特徴

SOLIDOをもっと知ってもらうために、4つの特長を紹介します。

 

 セメントの風合いを生かしたカッコよさ

SOLIDOはセメントを主とした壁材です。日本の戸建住宅のほとんどは「タイル柄」や「木目柄」のように、フェイク柄を作り出した壁材で仕上げています。それって本当にカッコいいの?そう疑問に思ったことはありませんでしょうか。
そのように思う建築家は実際に多く、外壁材メーカーKMEWに熱い想いを伝えていました。そこであえて柄目をつけずに「セメントの素材感」をそのまま表現したら、コンクリートのような、石のような「素材を生かしたカッコよさ」を作り出す壁材を作ることができました。

solido セメント

着色塗装をせず、1枚1枚異なるセメント素材そのものの表情を感じられます。また、セメントからカルシウム成分が白く出てしまう「エフロレッセンス」という現象も、あえてそのまま表し、味わいとしています。経年による変化もあり、家族とともに成長する壁材ともいえますね。

 

 

 

 持続可能な素材を使用

持続可能な素材

SOLIDOは原料に占める再生材料比率約60%を実現しています。つまり持続可能な素材を使用しているのです。
主成分のセメントは火力発電所で発生する石炭灰や、廃棄された外壁の端材を使用しています。また着色にはコーヒーショップで使用済みの豆かすを使用。着色塗装をするとセメント本来の質感が失われてしまいますが、コーヒーの豆カスで着色することでセメントの質感を生かしつつ着色ができました。廃棄物を減らす取り組みにもなり、地球にとってもいい結果となりました。
他には火山由来のシラス、古紙パルプも使用したシリーズもあります。シラスは調湿機能があり、内装材に取り入れると快適な室内湿度を保ってくれます。

 

 

 

 外壁だけでなく屋内壁、床にも使用できる

外壁だけじゃなく内装にも

SOLIDOは外壁材として人気の材料ですが、屋内の壁仕上げ材、床材にも使用されています。室内のアクセントとして壁面にSOLIDOを貼るのが人気です。施工事例を見ると、すべての壁、床にSOLIDOを使用している事例も拝見できます。コンクリート打ちっぱなしのようなスタイリッシュな雰囲気と、SOLIDOならではのグラデーション模様が深みを与え、まるで美術品のようなインテリアになります。

 

 

SOLIDO(ソリド)の種類は豊富なラインナップ

SOLIDOは全部で5種類の商品があります。それぞれの特徴をまとめます。

 

 < typeF coffee >

typeF_coffee

typeF coffeeはコーヒーの豆カスで着色した独特の風合いが魅力の商品です。色は1色のみ。屋内の壁で使用可能。
455mm幅の板状の材料を張って仕上げます。縦張り、横張りどちらも対応可能。

 

 

 

 < typeF shirasu >

typeF_shirasu

typeF shirasuは火山由来のシラス、古紙パルプを使用した調湿機能のある商品です。色は1色のみ。屋内の壁で使用可能。
455mm幅の板状の材料を張って仕上げます。縦張り、横張りどちらも対応可能。

 

 

 < typeM_LAP >

typeM_LAPは下見張りという、板と板を重ね合わせる部分を作りながら張っていく工法の商品。酸化鉄や石炭灰で着色をしています。
色は鉄黒・セメント・錆茶・灰の4色。
屋外、屋内の壁で使用可能。SOLIDOのシリーズで唯一外壁に使用できるシリーズです。
910mm幅の材料を下見張り(よろい張りともいいます)に仕上げます。LAPとは重ねるという意味です。

typeM_LAP_1 typeM_LAP_2 typeM_LAP_3 typeM_LAP_4
鉄黒 セメント 錆茶

 

 < typeM_FLAT >

typeM_FLATは平らに仕上げる接着貼り工法の商品です。
色はtypeM_LAPと同じ鉄黒・セメント・錆茶・灰の4色。
屋内壁、屋内床で使用可能。SOLIDOのシリーズで唯一床に使用できるシリーズです。
606mm×303mm、606mm×151.5mmの2種類のサイズがあり、接着貼りして施工します。大きさでいうと石目のフロアタイルのようなイメージです。床と壁を同じ仕上げにしたい人におすすめできます。

typeM_FLAT_1 typeM_FLAT_2 typeM_FLAT_3 typeM_FLAT_4
鉄黒 セメント 錆茶

 

 < typeM_FLAT 研磨 >

typeM_FLAT_kenmatypeM_FLAT研磨は先に紹介したFLATの表面を研磨し、あえて内部の色を現した商品です。色は鉄黒の1色のみ。屋内の壁で使用可能。
表面を研磨することで見られる、石やリサイクル材の模様を楽しめます。

 

 

 

SOLIDOのメリット・デメリット

SOLIDOのメリット、デメリットを紹介します。

 

 メリット

メリットとはSOLIDOのメリットは何といっても見た目のカッコよさです。ありきたりの仕上がりでは納得しない「こだわり派」タイプにはぴったり。どの種類を使用してもオリジナリティを出せるのは間違いありません。
また外壁に使用する際はコーキングの目地がないため美観を損ねません。一般的なサイディングボードの外壁はコーキングの目地が必ずあります。コーキング目地は年数とともに劣化し汚れも目立つのが残念です。SOLIDOならコーキングレスでいつまでも美しい状態を味わえます。むしろ経年とともに味わいも増すのが特長です。

 

 デメリット

デメリットSOLIDOのデメリットは、材料費、工事費ともに予算が必要なことです。外壁の場合は一般的なサイディング張りと比べ工数が多く手間がかかります。内装壁の場合もクロス仕上げの場合と比べ、時間がかかる作業となります。
またSOLIDOは販売開始から歴史が浅いため、施工経験のある職人さんが少なく施工単価が安定していません。施工店によって施工料金のバラつきはあると思われます。

 

 

 

SOLID(ソリド)のおすすめシーンを紹介

一般住宅でSOLIDOを取り入れるならこんなシーンがおすすめです。

 

 テレビの背面にアクセントウォールとして

アクセントウォール

リビングでアクセントウォールを取り入れる際、人気の場所はテレビの背面です。テレビを見るときの視界がお気に入りの壁だと気分がいいですよね。最近は壁掛けテレビを取り入れる家庭も多く、テレビ周りをよりおしゃれに仕上げています。テレビの背面にSOLIDOのアクセントウォールを取り入れて、どこよりもオシャレなリビング空間を演出しましょう。アクセントウォールは面積もわずかなのでコストの面でも気軽に導入できますね。

 

 間接照明と組み合わせて

間接照明

SOLIDOを内装壁に用いる場合は、間接照明を組み合わせるのがおすすめです。もともとグラデーションのような色むらがある素材に、光のグラデーションが加わることでよりいっそう深い味わいを楽しめます。壁そのものがアートになっているので、間接照明で壁を照らす演出も一緒に取り入れてみてくださいね。

 

 

 

まとめ

SOLIDOは外壁だけでなく内装壁材、床材にも使用できる新しい健材です。オシャレな家づくりをしたい人に注目のアイテム。見た目のオシャレさだけでなく、エコな原料を使用していたり、経年変化も楽しめる「サスティナブル建材」ともいえます。家の中のアクセントとして取り入れるのでしたら気軽に採用できますし、リフォームにもぴったりです。現物サンプルを取り寄せてセメント本来の風合いを実際にチェックしてみてくださいね。SOLIDOの美しい風合いに魅了されるはずです!

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