テレワークスペースの実例と費用を解説!
作業に集中できる部屋の造り方
テレワークスペースの造り方は、ご自宅の間取りやご職業によってさまざまです。
個人の好みや、ライフスタイルに合わせて、適宜スペースを構築する必要があります。
ここでは、参考としてオーソドックスな個室型の書斎を取り上げてみましょう。
書斎と聞くと、広い空間を想像してしまいがちですが、その規模はさまざまです。
使われていない納戸やクローゼットなど、空いている空間を簡易な仕事部屋に造り変えてしまうだけで完成してしまうのです!
カウンターデスクの前の壁の下地にはマグネットがくっつくボード(マグボード)を張れば、壁に画鋲などで穴を開けることなく、書類を貼り付けることができます。
壁際に本や小物などを置ける棚を据え付ければ、プリンターや文房具類を置いておくことも可能に。それだけあればテレワークスペースとしての準備は十分に整います!
また、小さな部屋はふとした瞬間に圧迫感を感じてしまうこともありますが、壁の色を開放的な色合いにするなどの工夫で、精神的な負担を軽減することも可能です。
あとは、好みの色の照明を天井に設置してしまえば、あなただけの書斎のできあがり!
このように、ワーキングスペースを設けると、家族の声や視線、掃除などの生活音を気にすることなく仕事に取り組むことができますね。
このように個室であれば仕事関連の品だけでなく、趣味に関する私物を置ける点も嬉しいポイントですね!
コンセント計画は綿密に!
さて、テレワークスペースを造っていく際にしっかりと注意しなければならないのが、コンセントの位置や数です。
テレワークでは、パソコンや仕事用の電子機器を、多数使うことになるでしょう。
また、テレワークスペースの居住性を高めるためには、空調機器も必須であり、Zoomなどを使ってのビデオ会議が必要な職種であれば、顔を照らす照明にもこだわりたいですよね!
そのため、業務の効率化を図るためには、コンセントの確保に気を配る必要があるのです。
コンセントの気になる費用ですが、ポピュラーな2口コンセントを追加する場合は、約5,000円から。
照明用の配線を追加する場合は、おおよそ8,000円からが、予算の目安となっています。
ただし、部屋の配置によっては配線を大きく変更する必要がある場合、壁を一度剥がさなければならないケースも出てきます。
このようなケースでは、もし工事が済んだ後にコンセントの数が足りない場合は、再度壁を剥がして工事を行わなければなりません。
そのようなリスクを避けるためにも、必要なコンセントの数を事前にしっかりと数えておき、ある程度余裕を持たせた数を設置することが大切です。
また、部屋を丸ごとリフォームする場合は、想定以上に大規模な工事になってしまう可能性もありますので、依頼する業者と相談し、最適なプランを提案してもらいましょう!
収納スペースを確保しましょう
テレワークスペースを設ける際に、もう1つ念頭に置いておきたいのが、収納スペースの確保です!
書類や電子機器など、テレワークスペースにはさまざまな収納スペースが求められます。
デスクの引き出しや、スペースを圧迫しない収納ボックス類で、間に合えばいいのですが、お仕事の内容によってはそれだけでは足りないというケースも多々あります。
このような場合に活用したいのが、上でもご紹介させていただいた壁面の棚です!
特におすすめなのが、適宜高さを調整できる可動棚です。
これを取り入れることで、室内のスペースを狭めることなく、多くの収納スペースを確保することができます。
置きたいものに応じて高さを変えられるため、テレワークスペースに物が増えてきたときに、大活躍します!
既製品の棚と比べても、部屋の構造を問わず設置しやすいため、利便性が高いと言えるでしょう。
新型コロナウイルスの流行は、社会が初めて直面する問題であり、今後の働き方のスタイルがどう変化していくかは不透明です。
「いずれ使わなくなるかも」と、仮のテレワークスペースを設ける方も多くいらっしゃいますが、ぜひこの機会に充実したテレワークスペースを設置してみてはいかがでしょうか。
テレワークスペースを確保する際は、長期的に使えるようにするためにも、事前に収納スペースについてチェックしておきましょう!
まとめ
今回は、コロナ対策をきっかけに注目を浴びることになった、テレワークスペースの造り方について、ご紹介させていただきました。
新型コロナウイルスという想定外の出来事から家族を守るためにも、無理なく仕事ができるテレワークスペースを造ることは、とても大切です。
しかし、今回取り上げたものは、あくまで一例になります。
テレワークスペースは個人のための空間であり、仕事に支障がなければ、自分の好みの要素を入れることも可能です!
職場でありながら、プライべートな空間でもあるという特殊な場所ですので、最も優先するべきは、自分がそこを利用しやすいかどうかに尽きます!
既存の形に縛られることなく、自由な発想と個人の嗜好を反映させて、ぜひお好みの空間を形にしてみてください。
ニーズに合ったテレワークスペースを造ることができれば、きっと仕事とプライベートの両方の質が向上すること間違いなしです!