見せる背面収納のご紹介!
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カフェ風キッチンってどんなもの?
カフェ風キッチンとは、どのようなレイアウトを指すのでしょうか。「お店のようにおしゃれな」という漠然としたイメージはあっても、細かい定義はわからないという方も多いかもしれません。
カフェ風キッチンに明確な定義はありませんが、内装を考える上でカフェ風と分類されるキッチンには、カウンターが設けられていることが多いです。
接客が行えるようなカウンターを、上手く活かしたレイアウトがされていれば、カフェ風キッチンと呼べるでしょう。
カフェ風キッチンをおしゃれに見せるコツ
カフェ風キッチンの特徴として挙げられる点は、背後の壁を収納スペースとして利用した背面収納です。
一般的な住宅のキッチンに比べて、常に来客と接するおしゃれなカフェはキッチン周りが整理整頓されています。キッチンは、調理器具や調味料などで雑然としてしまいがちですが、カフェ風を目指す場合はキッチン周りをスッキリさせることが大切です。
例えば、小物を置く場合もおしゃれを意識する必要があるので、散らかった印象にしないための収納スペースは必須と言えるでしょう。
また、背面収納はただの収納ではなく、収納しているものをインテリアのように見栄えよく見せることができるのです。ただし、背面収納を大きく取りすぎるとキッチンを圧迫してしまうため、背面カウンターなら60cmから65cm、カップボードなら45cm程度の目安に収めると良いでしょう。
また、カフェ風のおしゃれ感を演出するなら、適切なカラーリングも重要です。インターネットやアプリなどのカラーシミュレーションを利用して、清潔感ある統一されたカラーリングを目指してみましょう。
ナチュラルなカフェ風キッチン
実際におしゃれなキッチンの実例を見てみましょう。
まずは、人気の高いナチュラルなカフェ風キッチンをご紹介させていただきます。
ナチュラルな印象のカフェ風キッチンをつくるには、木材と色合いをどう選択するかが重要です。全体の印象を統一するには、カウンターなどの建材にフローリングと色調を合わせた無垢材を使うことをおすすめします。木の温かみと質感が前面に押し出したデザインにすることで、ナチュラルで居心地の良いカフェ風キッチンをつくることができるはずです。
また、カフェ風を目指す場合は雑貨にも注目してみましょう。例えば、台所や背面収納に置く収納容器には色が目立つものを避け、ガラスや陶器のものを揃えることで、全体の雰囲気をしっかりと統一することができます。
大人っぽさ溢れるバー風キッチン
続いて、カフェ風キッチンを大人っぽいムードに寄せた、バー風キッチンをご紹介させていただきます。カウンターを設けるという点は、カフェ風キッチンと共通しているため、少しの工夫でバー風に寄せることが可能です。
バー風キッチンを目指す場合は、床にタイルを採用することで、落ち着いたムードを演出できます。また、カウンターや内装にも落ち着いた色調の建材を使用することが好ましいといえるでしょう。例えば、ウォールナット材とそれに合わせた色調の建材を組み合わせることで、シックに仕上がります。
さらに、間接照明などを採用して照明の配置を工夫すると、さながらバーのようなキッチンをつくり上げることができるでしょう。
バー風キッチンでは、自宅にいながらワンランク上のムードの中で、お酒を嗜むことができます。
爽やかな北欧風キッチン
カフェ風キッチンのバリエーションとして、北欧風キッチンをご紹介させていただきます。
北欧風のレイアウトは、色合いを少なめかつシンプルにまとめているのが特徴であり、キッチンに取り入れる場合は清潔感のある白ベースで統一することをおすすめします。シンプルでありながらデザイン性が高く、かつ機能的というコンセプトは、キッチンととても相性が良いといえるでしょう。
また、白を基調とした中に無垢材やレッドパインなどの建材を取り入れることで温かみを出すことができ、モザイクタイルを採用しても良いアクセントになるでしょう。塗料に自然素材のものを使用すれば、より完成度の高い北欧風キッチンに仕上げることができます。
使いやすいキッチンにするための注意点
ここまでは、いくつかのレイアウト例をご紹介させていただきましたが、使いやすいキッチンにするための注意点にも着目してみましょう。
キッチンのおしゃれさを追求する際にありがちな失敗が、デザイン性を重視するあまりに利便性が損なわれてしまったというケースです。例えば、デザインを重視すると収納スペースが後回しになってしまいやすく、フライパンや鍋、包丁やお玉といった調理器具などをしまいきれなくなってしまう場合があります。
これらの調理器具は、暮らしが長くなるほど増えることも多いため、手持ちの器具がちょうど入るだけではなく、大きく余裕のあるスペースを確保したいところです。
また、キッチンということを忘れずに、動線を確保しておくのも重要なポイントです。冷蔵庫から食材・器具を取り、調理後は完成した料理を食卓へ運ぶ、という一連の動線がスムーズになるようなイメージを行った上で、デザインを決めるようにしましょう。
まとめ
今回はキッチンのレイアウトについて、いくつかの例をご紹介させていただきました。キッチンのデザインは、こだわりを追求すると無限に考えられるため、一度理想的なキッチンをイメージしてみると面白いかもしれません。
しかし、実際には予算との兼ね合いもあるため、専門業者と相談しながらレイアウトを検討してみましょう。