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袖リモコンについて
それでは、トイレの横の手元に配置される、袖リモコンの特徴からチェックしていきましょう。
まず袖リモコンの大きなメリットとして挙げられるのは、お求めやすい価格帯のベーシックタイプになります。
また、施工時に壁に穴を開けずに済むという点も、大きなメリットと言えます。壁に穴を開けにくい賃貸住宅でも気兼ねなく導入することができるという手軽さは見逃せないポイントです!
では、デメリットにはどんなものがあるのでしょうか。
袖リモコンは、その設置場所自体がデメリットになりがちです。
便座の横にあるため汚れやすく、袖リモコンが横にあることによって、11cmほどの余分なスペースが必要になります。
このように、袖リモコンが存在することでトイレの奥の掃除が困難になるなど不便さを感じることもあるでしょう。
また、操作する際には少し身をひねる必要があるため、腰痛の方やご高齢の方にとっては操作がしにくいという声もあるようです。
壁リモコンについて
袖リモコンと比較すると、最大のメリットとして挙げられるのは、機能が多いという点です!
便座の温度を調整する機能や便座のフタを自動で開閉してくれる機能、便器の洗浄機能など、多種多様な機能を備えることができます。
オプションで、ペーパーホルダーと一体型や、機能が充実ながらもコンパクトに納めたデザイン性の高いものなど選ぶことができます。
壁に設置されているため、張り出す部分がなく便器周りのお手入れがしやすいのも大きなメリットといえるでしょう!
デメリットとしては、壁に穴を開けなくてはならないため賃貸住宅など、環境によっては設置することができないこともあります。
選び方のポイントとは?
袖リモコンと壁リモコンの性能についてご紹介させていただきましたが、どちらを採用するかの選択は悩みどころですよね。
単純に性能だけを重視するなら壁リモコンがおすすめですが、価格やスペース面との兼ね合いもあるため安易には決められません。
そんなリモコンの選択において大切なポイントは、電波の受信具合です!
トイレのリモコンはテレビのリモコンと同じように電波を発するのですが、部屋の構造によっては壁リモコンの電波を受信できずに正しく作動しないことがあるのです。
壁リモコンから出た電波は、壁や天井で反射して洗浄便座に届くのですが、壁や天井が黒系の色調だった場合は、電波が吸収されてしまうことがあります。
このような場合は壁リモコンを使用することが難しいため、リフォームで内装を変えない限りは袖リモコンを選ぶべきでしょう。
また、袖リモコンも上述の通り11cmほどの余分な幅を要求されるため、このスペースを確保できない場合は設置が難しくなります。
ギリギリで設置できた場合でも、窮屈な印象になり毎日のお手入れにも苦労することになります。できれば少し余裕を持って設置したいところ。
袖リモコンを設置できるだけの横幅があるかどうかは、導入を検討する際に必ず確認しておきましょう!
洗浄便座は非常に便利な機能なので、空間に合わせて上手に導入することで生活の快適さを高めてくれるでしょう。
まとめ
今回は、温水洗浄便座を操作するための操作ついて『袖リモコン』と『壁リモコン』の特徴をご紹介させていただきました。それぞれの特徴を知ることで、生活スタイルに合ったタイプを選択することができるでしょう。
住宅環境や家族構成を考慮した上で、ご自宅に最適なリモコンを選んでみてくださいね!