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便座交換ができないトイレとは【見分け方解説】
便座交換ができないトイレがあります。その見分け方を解説します。
まず、トイレには大きく分けて3種類の形があります。
分離型(組み合わせトイレ)
便器、タンク、便座の3種類で構成されているトイレです。一般的によく見かけるトイレの構成です。
便器・便座・タンクを組み合わせているので、どこかが故障したらそこだけを交換すれば大丈夫です!
一体型トイレ
便器、機能部の2種類で構成されているトイレです。分離型と異なる
点は「機能部」と呼ぶ部分があり、便座とタンクが繋がっている形が特徴的です。
継ぎ目が少なく、掃除がしやすいというメリットがあります。
※タンクと便座の分部を(機能部)といいます。
タンクレストイレ
便器と機能部の2種類で構成されているトイレです。一体型も同じ構成ですが、機能部内にタンクが無いことが特徴です。
タンクがないのでトイレを広く使うことができます。
トイレにあまりスペースを取れないといったケースでもタンクレストイレにすることでスペースが有効活用できるようになります。
お住まいのトイレはどの構成でしょうか。もしパッと見てわからない場合は、品番からネット検索したり、メーカーに問い合わせることで確認することができます。
この3種類のトイレで便座のみ交換できるトイレは「分離型」です。分離型は便座が独立しているため、便器とタンクをそのままにして便座のみ交換が可能です。他のトイレで便座を交換する場合は、便座とタンクが繋がっている為タンクも合わせて交換するイメージなので注意してください。
まずは使用しているトイレが便座のみ交換が可能か確認してみましょう。
おすすめの便座 5種類紹介
ここで、数ある便座の中からおすすめの便座を5種紹介します。
LIXIL シャワートイレ PASSO(パッソ)
参考品番:CW-EA24 定価 ¥168,000
LIXILのハイスペックモデルです。プラズマクラスターが搭載されており、汚れや細菌が気になる便器鉢内や便座裏を除菌します。これによりトイレ独特の嫌なニオイの発生を抑えます。ノズル除菌機能や便器内の汚れをつきにくくする鉢内スプレーなどの清潔感溢れる機能が魅力的なのに加えて、瞬間暖房便座で電気代が抑えられます。
LIXIL シャワートイレ Kシリーズ エクストラ
参考品番:CW-K45A 定価 ¥119,000
こちらは洗浄圧が強い方が好みの方におすすめです。1.5L/分の吐水量でパワフルな洗浄圧がポイントです。リモコンは便座の横に付く形となります。自動車のスピードメーターを基に作られたデザインはスタイリッシュで、ダイヤルを回して感覚的に洗浄圧を変更できます。
TOTO ウォシュレット アプリコット
参考品番:TCF4833S ¥178,000
TOTOの最高級モデルです。特徴は薄くなめらかなシルエットデザインで、手入れが簡単かつ誰でも使いやすい便座です。CMでもお馴染みの除菌水を自動的に便器にふきかけ、汚れの発生を抑えます。継ぎ目がないデザインで掃除がしやすく瞬間暖房便座で電気代が抑えられます。
TOTO ウォシュレット SB
参考品番:TCF6623 定価 ¥82,900
TOTOのお求めやすい価格の横付けリモコン温水便座です。特徴はきれい除菌水がノズルを自動で洗浄・除菌する「ノズルきれい」、使用前に便器内にミストを自動でふきかけて汚れをつきにくくする「プレミスト」です。比較的購入しやすい価格帯にも関わらず、TOTOの清掃性・除菌機能が付いているのは嬉しいですね。
Panasonic ビューティー・トワレ 新Mシリーズ 新M2
参考品番:CH832 定価 ¥130,000
Panasonicの機能充実モデルです。清潔と快適性にこだわったエコナビ搭載のモデルとなります。瞬間式で電気代が抑えられることは他メーカーと同様ですが、「ひとセンサー」で人の入室を検知し、数秒で便座を温めてくれる方式が特徴です。また、ノズルはステンレス素材で汚れがつきにくく丈夫なことも魅力的です。
便座交換のポイント紹介【費用相場比較】
ここでは便座交換をする際に気を付けるポイントを紹介します。
使用中のトイレ情報を確認してみる
今どこのメーカーの便座をご利用でしょうか。また、品番はわかりますか?便座交換をする際にメーカー名や品番がわかっていると、取替の便座を選びやすくなります。便座のメーカー名と品番は便座のフタを開けると内側に書いてあることが多いです。便器は側面にあるシールなどに印字されています。もし住宅図面がある場合は、品番などの情報が記載されている場合がありますので、実物で確認しにくい場合は住宅図面を確認してみましょう。
使っている便器のメーカーと違うメーカーの便座は取り付けられるのか
「LIXILの便器を使っているけど、Panasonicの便座を使いたい」というように、気に入った便座が他メーカーだった場合について解説します。まず、便座の取付けが可能かどうかは便器の「便座取付穴寸法」を確認します。調べ方は、お使いの便器品番をWeb検索し図面で寸法を確認する、メーカーに確認するといった方法があります。例えば、便器の品番が「C780」だった場合、Webで検索するとTOTOのCOM-ETという情報サイトで商品図が閲覧でき、140mmということが分かります。選んだ便座が140mmに対応していれば、取付けられます。ですが、メーカーは自社の製品同士を組み合わせる前提で設計していますので、メーカーを揃える方がおすすめです。
便座交換の概算費用はいくらか
便座の交換に必要な工事は既存便座の撤去処分費用と便座取付費用の2つです。概算費用は10,000円から15,000円程度です。業者によって交換費用は異なりますので、見積もりを取って確認してください。
ですが、お住まいの便座が温水便座である前提の金額となります。もし普通便座や暖房便座の場合は止水栓と呼ばれる給水部材に分岐部材を付ける必要があります。また、普通便座の場合はコンセントが無いこともありますので電気工事が追加工事となります。便座のオプションで追加リモコンを付けることもできますが、その場合は追加となります。追加工事が必要か事前に確認しましょう。
まとめ 結局どれが自分に合っているのか【便座の選び方】
「結局どれがいいの?」と思われた方もいらっしゃると思います。便座には様々な機能や清掃性の特徴、デザインや色も様々ですので悩みますよね。選び方の例として項目を挙げますので参考にしてください。
・リモコンは壁付けか横付けか
・瞬間式か貯湯式か
・除菌機能がついているか
・重要視している点はクリアしているか(清掃性、節電、デザインなど)
便座を選ぶ上で重要なことが、メーカーや業者のショールームで実物を見て、触れることです。カタログやWeb上の情報だけで購入すると、写真などでは気づかなかった掃除のしにくさや好ましく無い一部のデザインに後悔するケースが考えられます。ショールームでは商品の説明も聞くことができますので、活用してお気に入りの便座を選びましょう。