リフォームコラム

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車椅子の方にも安心!介助の方にも優しいトイレリフォーム!
水廻り
2021年10月27日
介護のためにトイレをリフォームするには、事前の計画が大切です。将来車椅子を使用することも見越して安心安全なトイレ環境をつくっていくのがいいでしょう。車椅子を使用する人だけでなく、介助する人も快適な計画をすすめていきます。この記事では、トイレリフォームにおけるプランニングの進め方、役立つポイントを紹介します。

バリアフリーリフォーム プランニングの進め方

バリアフリーリフォームをするときの、プランニングは次のように進めましょう。

・専門家の意見を取り入れる

・現状の身体状況を把握する

・必要なスペースを検討する

詳しく紹介していきます。

 

専門家の意見を取り入れる

バリアフリーのリフォームはご本人だけでなく、専門家の意見、知識をいかしてプランニングします。介護・福祉のプロ、建築のプロ、時には医療のプロの意見を取り入れて、ご本人にとって最適な環境はどのようなものかを把握する必要があります。

 

現状の身体状況を把握する

ご本人の身体状況や日常生活動作(ADL)の把握をしておきましょう。それぞれの状況に合わせてよりよい環境を整備する必要があります。

・なんとか歩いていける状態なのか。

・車椅子で自力走行ができる状態なのか。

・車椅子で介助者の補助が必要なのか。

それぞれの段階によってリフォーム内容は大幅に変わってきます。公共のトイレではなく、ご自宅のトイレなのですから、オーバースペックなリフォーム内容とならないよう身体状況に合わせたリフォームを計画しましょう。

 

必要なスペースを検討する

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車椅子で利用するトイレは、一般的なトイレよりもスペースを必要とします。また車椅子を使用しなくても介助者が必要な場合は、介助スペースが必要です。それらのケースで必要なスペースはどのくらいなのかを把握しておきましょう。

 

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・なんとか歩いて移動でき、介助が必要な場合

便器の前、便器の横に500㎜以上のスペースが必要です。出入口の幅は750㎜以上の開口が必要です。

・車椅子で自力走行ができる場合

便器の前を850㎜以上、便器の横を700㎜以上のスペースが必要です。出入口の幅は800㎜以上の開口が必要です。車椅子の利用となると、縦横ともに十分なスペースを確保しなくてはなりません。

・車椅子で介助者の補助が必要な場合

便器の前を850㎜以上、便器の横を1m以上のスペースが必要です。出入口の幅は800㎜以上の開口が必要です。広さにすると1坪くらい、戸建ての浴室と同じくらいのスペースを確保します。

 

トイレのバリアフリー化 リフォームのポイント

トイレのバリアフリー化リフォームのポイントを紹介します。車椅子の使用がなくても、高齢のご家族がいる場合は知っておきたい情報ですよ。

 

トイレのドアは引き戸にしよう

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トイレのドアを引き戸にすると車椅子の場合も、介助の場合にも便利です。引き戸でしたら、扉を開けても体がぶつかることがありません。有効開口幅をめいいっぱい使えますし、廊下側を介助のスペースとして使用することもできます。引き戸は限られたスペースを有効に利用できるドアです。車椅子の走行を考えて、上吊り式の引き戸にするのが一般的です。

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便座の高さは高めに

足腰が弱くなったり、介助が必要になると便座を高くすることで立ち座りが楽になります。一般的な便座高さは410mm程度ですが、高さ450mm程度の高座面便座をリフォームで設置するのがおすすめですよ。バリアフリートイレなどに設置してある便器が高座面便器です。一方、既存の便器の座面を高くする方法もあります。それは補助便座とトイレリフトです。補助便座は既存の便座の上に置くタイプの便座。座面の高さを5㎝程度上げてくれるため、足腰の弱い方は立ち座りが楽になります。トイレリフトは電動で便座を昇降させる器具です。座面が高い状態を作り、立ち座りできるので、狭い空間での介助がしやすく、後付けも可能です。

 

手すり計画は慎重に

tesuriトイレの手すりは体を支えるために重要です。目的に合わせて手すりの計画をしましょう。主な目的は次の通りです。最初からすべて設置するのではなく、今の状態で必要な手すりはなにかを考えるのがいいですね。後から追加できるように壁に下地を入れておくことを忘れずに計画しましょう。

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・トイレの出入り用

ドアを開閉する時、出入りする時に支える縦手すり。

・トイレ内移動用

出入り口から便器までの移動するための横手すり。

・立ち座り、座った姿勢の保持用

安全に便器に立ち座りができるための手すり。便器の両側に手すりがあると安心で、跳ね上げ式のアームレストがおすすめです。そこまで大掛かりなものが不要でしたら壁付けのL型手すりを取り付けましょう。

 

細かい部分もバリアフリーを考えよう

便座、手すり以外にもトイレ内のバリアフリー対策を行いましょう。

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ウォシュレットリモコン

rimokonウォシュレットリモコンは、指先での操作がしやすい大きなボタンのタイプがおすすめ。また便器の袖に付いているリモコンよりも壁に付いているリモコンのほうが楽な姿勢で操作できます。

◁◁◁トイレのリモコンについてのコラムはコチラ

 

 

 

 

オート便器洗浄機能

便器横のレバーでトイレ洗浄をするには、腰をかがめないといけません。
便座から離れたことを感知し自動で洗浄できるオート便器洗浄機能を取り入れましょう。

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紙巻器はワンタッチタイプ

kamimakiki片手でトイレットペーパーのカットやセットができるワンタッチタイプの紙巻器を選びましょう。また紙巻器は耐荷重仕様のものがあり、立ち座りの際に手をついて使用できます。

 

 

 

 

 

収納スペースを確保

turitodanaトイレの床面に物があると、つまずきの原因となり危険です。吊り戸収納や、壁埋め込みの収納キャビネットなどを取り付けて掃除用具やペーパーストックを収納しましょう。できるだけ床面は広く有効的に使うのがポイントです。

 

 

 

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介護保険、助成金の利用で負担を軽く

介護保険、自治体の支援制度(助成金)を利用してリフォーム費用の負担を軽減しましょう。

 

介護保険制度

40歳になったら加入する介護保険。介護が必要になった人のために、リフォーム費用の一部と福祉用具の購入費用を支給してもらえます。支給額は、特定福祉用具の購入で10万円を上限枠として購入費の9割までです。つまり10万円の福祉用具を購入すれば、9万円の支給があるということですね。住宅改修の支給額は20万円を上限枠として、9割までです。20万円以上のリフォーム工事をすれば18万円が支給されることになります。工事着工前の申請が必要ですので、リフォーム会社に介護保険制度を使いたい旨を事前に伝えておきましょう。

 

自治体の支援制度(助成金)

各自治体では介護保険制度とは別に、要介護者の住宅改修費用を助成してくれる制度を設けています。金額や条件は各自治体によって異なりますので、自治体のホームページを確認してみましょう。もしくはリフォーム会社に直接相談してみても。介護保険と自治体の支援制度の併用は可能ですので、賢く利用しましょう。

 

◁◁◁補助金についてのコラムはコチラ

 

まとめ

トイレのバリアフリー化を実現するリフォーム。プランニングの進め方と役立つポイントを紹介しました。リフォーム会社におまかせではなく、まずは家族でどのようなトイレを目指したいのか相談してみてください。その後リフォーム会社、ケアマネージャーなどのスタッフと連携して、安心安全なトイレ環境を計画していきましょう。介護する側もされる側も満足できるリフォームを実現できますよ。

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高齢者バリアフリートイレ
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