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トイレのクロス 失敗しない選び方
トイレのクロス選び。失敗しないためには、次の3つを意識してみましょう。
好みのテイストを知る
あなたにとって好みのインテリアのテイストがどのようなものかを知っておきましょう。あれも素敵、これも素敵と目移りしてしまう気持ちはものすごくわかります。クロスの色や柄は数え切れないほどあるため、施工事例も多種多様ですよね。大切なのは数ある施工事例から好みのテイストを絞り込むことです。何が好きなのかわからないという場合は、嫌いなテイストを選んでおくだけでもコーディネートがスムーズになります。リフォーム会社に相談する際も、嫌いなテイストがわかっていれば提案もしやすいです。ご自身の好きなテイストもしくは嫌いなテイストは何となくでいいので、知っておきましょう。
アクセントクロスはよくばりすぎない
せっかくだからアクセントクロスを取り入れてオシャレにと考える人も多いのですが、よくばりすぎないようにしましょう。ごちゃごちゃしすぎて居心地の悪い空間は避けたいですよね。アクセントクロスはせっかくだから思いっきり派手なものをセレクトしたり、壁4面違う柄のクロスを貼ったりなど、よくばったコーディネートはおしゃれとは言えません。よくばりすぎずにセレクトしましょう。コーディネートには引き算も大事です。
床と建具にクロスがマッチしているか
お気に入りのクロスを選んだものの、床材と建具(ドア)がマッチしていなければ残念な空間になってしまいます。室内のコーディネートはクロス選びだけで完成しません。既存の床材がクッションフロアなど、貼替えが可能な場合はクロスに合わせて一緒にリフォームしましょう。トイレの既存の床材がフローリングの場合は、床をリフォームしないケースもあります。その場合は、既存のフローリングとの相性も考えて壁のクロスを選ぶのがいいですね。
床だけでなく、建具とクロスの組み合わせも重要です。建具はリフォームで交換可能です。建具の枠ごと変えるリフォームは大掛かりになります、扉だけの交換でしたら3〜5万円ほどでリフォームできます。クロスを選ぶ際は床材、建具とマッチしているかじっくり考えてくださいね。
色がもたらす効果を知ってクロスのカラーを選ぼう
人間は色の効果で気持ちを落ち着かせたり、気分を上げたりと影響を受けます。色による心理的効果を知っておくと、クロス選びの参考になりますよ。
レッド、ピンク系
レッド、ピンク系は暖色系といわれ、女性らしい印象を与えます。
レッドとピンクは同系色でありながら、他の色味に比べて印象が異なるのが特徴。レッドはエネルギッシュで陽気さを与える色。ピンクは柔らかい赤ちゃんのような可愛らしさ、幸福感を与える色です。
ブルー、グリーン系
ブルー、グリーン系は寒色系といわれ、クールな印象を与えます。
ブルーは落ち着き、信頼感、誠実感、また適度な緊張感も与える色。学習塾などはブルーを使用しているところが多いですね。グリーンは安らぎ、いやしを与える色です。植物を連想させるので健康的な印象も与えます。
イエロー、オレンジ系
イエロー、オレンジ系は元気で明るい印象を与えます。
イエローは太陽のイメージから愉快、軽快、希望といったポジティブさを与える色。オレンジはイエローに赤みが加わった色なので、家族の温かみや楽しい雰囲気を与える色です。
グレー、ブラック系
グレー、ブラック系は色味を使わない無彩色。クールで知的な印象から高級感を与えます。
グレーは穏やかで落ち着きがあり、エレガントな気分を与える色。ブラックよりも柔らかさが感じられますね。ブラックは引き締め感があり、高級、重厚な印象を与える色。堅いイメージもあり、ビジネスの場ではブラックがよく用いられます。
ホワイト系
クロスの定番ホワイト系は、清潔で明るい、純粋な印象を与えます。
明るい家庭を連想させるので、住宅の壁はホワイトが定番なのですね。ホワイトと相性の悪い色はないので取り入れて失敗することはない色ですね。
バリエーション豊富なクロスの柄パターンを知ろう
クロスの柄はとにかくバリエーションが豊富です。いきなりカタログを見ると迷ってしまうので、どんな柄パターンがあるのかをまずは知っておきましょう。
花柄
花柄と一口に言ってもバリエーションは豊富です。
小さい花柄、大きな花柄、抽象的な花柄、リアリティのある花柄と種類の多さにびっくりします。最近では輸入クロスかと思うほどおしゃれな花柄が多く、昔の野暮ったい花柄とは違ったおしゃれさ、個性を発揮できます。
トイレのクロスで注意したいのは、大きな花柄は圧迫感があり狭く見えてしまうことです。広いトイレだと問題ありませんが、コンパクトなトイレ空間は窮屈さを与えてしまうので注意してください。
ストライプ、ボーダー
ストライプ、ボーダーはスッキリとした印象の空間になります。
失敗もしにくく取り入れやすい柄です。ストライプは天井が高く見える効果があり、ボーダーは奥行きが広く見える効果があります。
木目調
木目も花柄同様バリエーションが豊富です。
クロスで木目はチープな印象と思われがちですが、リアリティのある柄で心配はいりません。
最近人気の柄の一つはヘリンボーン柄。トイレタンクの背面に貼ると大人っぽいアンティーク空間となりますよ。
壁だけでなく天井に木目柄クロスを貼るのも高級感が出ておすすめです。
レンガ、タイル調
レンガやタイルの施工を実際にすると費用がかかりますが、クロスなお手軽にレンガ柄、タイル柄をインテリアに取り入れることができます。
主張のある柄なので、全面に貼るとうるさくなりがちです。アクセントで1面に取り入れるのがおすすめです。ホワイト系のタイルなど主張しすぎない柄はどの家でも取り入れやすいですよ。
北欧テイスト
北欧テイストのクロスとは、人気の北欧テキスタイルをクロスの柄で表現したものです。
北欧の寒さ厳しく日照時間が短い地域では室内で過ごす時間が長いので、元気になる色使いと大胆な柄使いが特徴的。個性的で楽しい雰囲気のトイレ空間が作れます。
使い方はアクセントクロスだけではありません。飾り棚(ニッチ)部分にだけ貼ったり、額縁に入れて絵画のようにしたり、ポイント使いでも存在感があります。
塗り壁調
塗り壁調のクロスは表面に凹凸があり、コテで柄模様をつけた塗り壁を表現しています。コテの種類によってさまざまな塗り壁の種類があり、それらをクロスで再現されてます。代表的なのは、櫛引きという横方向にコテを動かして作り出す柄。和風の落ち着いた雰囲気を作り出します。もう一つは南欧風の平コテ仕上げの柄。ランダムなある凹凸仕上が、豊かな表情を生み出します。ホワイト系のクロスでも塗り壁調のクロスは個性がでるので、洗練された雰囲気になりますよ。
キャラクター
キャラクターのクロスを貼るのは子ども部屋だけではありません。最近では落ち着いた大人の雰囲気でありつつ、キャラクターをモチーフにしたおしゃれなクロスがたくさんあります。
ムーミンやスヌーピーなど、大人からも愛されるキャラクターがさりげなく登場する柄がありますよ。ぜひカタログで確認してみてください。色味も落ち着いたものが多く、トイレにも取り入れやすいです。
トリム(ボーダー)
トリム(ボーダー)とは、帯状のクロスのこと。腰壁のように上下でクロスを貼り分けるとき、腰部分の境界に貼るクロスです。
トリムを取り入れるとアクセントクロスよりワンランク上の高級感が演出されます。施工事例をみてイメージしてみましょう。
まとめ
トイレの失敗しないクロス選び。3つのポイントを紹介しました。
・好みのテイストもしくは嫌いなテイストを整理しておくこと。
・デザインをよくばりすぎないこと。
・床や建具にマッチしているかも考えること。
それに加えて、色がもたらす効果や柄のバリエーションも知っておくと選びやすくなります。今までクロスを選んだことがなくても、これさえ押さえればお気に入りのトイレ空間ができあがりますよ!
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