サイドパネル設置のメリット
サイドパネルを設置することによる、さまざまなメリットからチェックしていきましょう!
サイドパネルの設置で得られるメリットとして、まず挙げられるのは、雨よけです。
カーポートは元々、駐車スペースの上に簡易な屋根を取り付けることで、雨をしのげるようにしたものですが、壁がない造りであるため横殴りの雨が降れば、車は雨を受けてしまいます。雨にはチリやホコリ、ミネラルといった不純物が多く含まれているので、雨を受けた車には、白いウロコのような雨汚れが残ってしまうのです。
しかし、サイドパネルを設置しておくことで、屋根だけの時と比べて飛躍的に雨を防げるようになり、車が汚れてしまうことを防ぐことができます!
雨と同様に、雪を防ぐことができるのも嬉しい点と言えますね。
また、サイドパネルは紫外線への対策としても有効です。
紫外線と聞くと、日焼けの原因というイメージが強いかもしれませんが、車の表面の塗装にとっても、紫外線は大敵なのです。
塗料が劣化して剥がれてしまう原因になるため、そのままにしていると、車はどんどん色あせたり…という劣化が起きてしまいます。
壁を設置するだけでも日除けになり、ポリカーボネートなどの素材によっては、より高い紫外線カット効果を得ることができるでしょう。
さらに、屋根と壁による日除けには、熱を遮ってくれる効果も期待できます!
夏場の車内の暑さには困らされてしまうものですが、これを軽減してくれる点も、大きなメリットとして挙げられます。最初に車内を冷やすために、エアコンを強めに稼働させ、ガソリンが減ってしまうということもなくなるため、長期的なスパンで見れば、ガソリン代の節約にも繋がるでしょう。そして、もう1つ挙げられるメリットは「目隠し」です。
車を乗り降りする際、壁のないカーポートでは、近所の住民や通行人の視線が気になってしまいますよね。カーポートの向きや道路と面している場所によっては、常に人の視線を向けられるケースもあるでしょう。しかし、サイドパネルを設置することによって、そのような視線を遮ることが可能です。
このように、さまざまなお悩みに対応できるのが、サイドパネルのメリットといえるでしょう!
サイドパネル設置のデメリット
では、サイドパネルの設置には、メリットしかないのでしょうか?
車にとっては、基本的に好影響しかないのですが、実はサイドパネルを設置することによって、カーポートそのものに若干のデメリットが生じます。
デメリットとして挙げられるのは、カーポートが風の影響を受けやすくなるという点です。側面にパネルが付くことで、それまでは通り抜けていた風をパネルが受けてしまい、強風の日などの耐久性に難が出てしまうのです。
これを対処するため、各メーカーはサイドパネルの設置時に、併せて強度を補強するサポート柱を設置することを推奨しています。
例えば台風の日などは、カーポートが倒壊してしまうリスクもあるため、できるだけサポート柱を設置しておくことが好ましいでしょう!
サイドパネルの種類と設置について
それでは、サイドパネルにはどんな種類があるのかを見ていきましょう!
サイドパネルの種類は、形状ごとに分かれています。
波状の板である波板は、ホームセンターなどでも販売されていて、DIYもできるほど入手しやすいのが特徴です。
カラーバリエーションも豊富なので、好みに応じたものを選びましょう!
平らな形状のものは平板と呼ばれ、見た目にクセがないため、カーポート本体とのバランスや接続部を整えやすく、綺麗な仕上がりになりやすいのが特徴です。
また、基本のサイドパネルは一面だけを覆うものですが、左右と後方の三面を覆うように設置する、三面囲いというタイプも存在しています。
簡易な車庫のように扱うことができますが、角柱にしか対応していないため、どんなカーポートでも利用できると言えない点には注意が必要です。
これらのサイドパネルは、いずれも後付けが可能なため、思い立った時に設置することができます!
また、カーポートとサイドパネルを新設する場合は、車一台分の駐車スペースに対して、70万円ほど。車二台分の駐車スペースに対して、90万円ほどが費用の相場となります。
既に設置されているカーポートに、サイドパネルを後付けする場合は、素材などによって価格が上下しますが、10万円前後が相場になるでしょう。
●サイドパネル の種類
波板 | 平板 |
まとめ
今回は、車を保護するために重要な役割を果たしてくれるカーポートのサイドパネルについて、ご紹介させていただきました。カーポートを設置する際は、大切な車を保護する効果をより高めるために、サイドパネルまで設置することをおすすめします!
ぜひこの記事を参考に、サイドパネルの設置を検討されてみてはいかがでしょうか。