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門扉の選びかた
門扉の選びかたは次に紹介する3つを基準にしてみましょう。
プライバシーや防犯性
門扉は住まいのプライバシーを守る大事な役目、防犯性を高める目的があります。「しっかり目線を遮る背の高い門扉がいい」「視線は感じつつも防犯性を高めるために見通しのいい門扉がいい」このように、各住居の環境によって目的は異なります。通行量の多い道路に面していれば、プライバシーの確保は必要なので、2mくらいの高さの門扉があるといいでしょう。反対に通行量の少ない道路に面していれば、お庭を見せつつ防犯性を高められる1mくらいの高さの門扉がいいですね。近年では防犯意識が高まっていますので、施錠方法にもこだわるケースが多いです。お住まいの地域によって防犯対策は変わってきます。周囲の家の門扉がどのようなプライバシー、防犯性の確保をしているのか参考にしてみるのもいいですね。
動線計画、デザイン
門扉から玄関への動線計画、門扉のデザインについて考えてみましょう。動線計画とは、道路から門扉を通って玄関までの移動経路をどうするかを決めることです。前面道路に対して正面から入るのか、斜めに入るのか。門扉から玄関までのアプローチは長めに取るのか、最短距離にするのか。こういった移動経路のイメージができていれば、デザイン選びがスムーズになります。デザインは建物の外観にマッチするものをカタログから選ぶことになりますが、好きなイメージの画像などをスマホに保存しておくと迷わずに選べますよ。代表的なデザインの種類については次の章で詳しく紹介します。
リフォームの予算
門扉の予算はイメージしにくい人も多いかと思います。選ぶ商品の種類やサイズによって価格が異なりますので、1箇所いくらという表現は難しいのが現実です。安価なもので5万円〜高級なもので40万円ほどと幅広い商品バリエーションがあります。ご予算を最初の段階で決められない場合は、まず中級グレードの門扉で見積もりをとってみるのがいいですね。門扉の設置には別途施工費がかかりますのでご注意ください。見積もりを作ってもらえば施工費も含めた金額イメージがつかめますよ。
門扉のデザインや種類はどんなものがある?
門扉のデザインや種類はどんな物があるか気になりますね。代表的なものを紹介しますので参考にしてください。
門扉の主な種類
門扉の主な種類を紹介します。
片開き
主に内開きが多いですが、外開きに変更することもできます。間口が狭い場所に使用します。
両開き、親子開き
1枚扉の片開きより広い間口が必要ですが、大きな荷物の出し入れができますし見栄えもいいため人気のタイプです。コチラも基本的には外開きが一般的。
引き戸
横方向へスライドして開閉します。扉の開閉スペースがいらないので、狭い敷地に便利です。また、車椅子を使用している人にとっては開け閉めしやすく快適です。
ジャバラ
横方向に伸縮する門扉で、アコーディオン門扉とも呼ばれます。駐車場の門扉として使用され、すべて開けると大きな開口を確保できます。縮めた門扉は回転させてコンパクトに収まるのが便利です。
跳ね上げ
上下に開閉する門扉で、オーバードア、アップゲートなどとも呼ばれます。こちらも駐車場の門扉として使用されます。収納スペースが不要で開け閉めしやすい特徴です。電動式もあり、車に乗ったままリモコンで開閉することもでき、雨の日も快適ですね。また人の出入り用に、開き戸と跳ね上げ門扉が一体化した商品もあります。
門扉のデザインバリエーション
門扉の人気デザインを紹介します。門扉選びの参考にイメージしてみましょう。
ベーシックタイプ
アルミ製の格子デザインの門扉。どんなデザインの住宅にも合わせやすく、金額もお手頃です。アルミのカラーもバリエーション豊富です。
木目タイプ
木目柄の門扉で住まいが上質な印象になります。木の色味はさまざまなバリエーションがあるので、建物のイメージに合ったぴったりなデザインが見つかります。玄関ドアとコーディネイトしやすいです。
アメリカンタイプ
洋風住宅にマッチするデザインの門扉です。ヨーロッパスタイルの住宅とも相性抜群ですね。さわやかな印象になります。
鋳物タイプ
こだわりの門まわりを演出できます。自由な曲線や凹凸が高級感、オリジナリティを与えてくれます。洋風住宅、モダンデザインの住宅とぴったりです。
門扉に機能をプラスしよう
門扉の使い勝手を向上するために、便利な機能をプラスしてみましょう。
セキュリティ万全な電気錠
門扉も玄関ドア同様、電気錠が人気です。ボタンを押して解錠するタイプ、スマホやカードをかざして解錠する非接触タイプがあります。門扉の施錠でセキュリティ対策が向上し、家をガードしてくれる門扉となります。安心の住まいには必須のアイテムですね。
小扉や門柱に機能性を
門扉の小扉や門柱にインターホンなどの機能を組み合わせできます。他にも表札、照明器具、郵便受けを組み合わせるケースがあります。スペースが限られていて塀が作れない住宅でも、スッキリと収まり見栄えもスッキリおしゃれですよ。
人気の宅配ボックス
ここ数年で、戸建住宅に宅配ボックスの設置が増えています。荷物の受け取りのために在宅しなくてはならないのはけっこうなストレスですよね。宅配ボックスがあれば荷物が届く予定でも気軽に外出できて快適です。不在時に荷物を受け取るのはもちろん、在宅時でも非対面受け取りができるのは人気のポイントです。門扉と一緒に組み合わせできる宅配ボックスはすっきりと収まります。門扉を設置する際、一緒に検討してみましょう。
まとめ
門扉選びをスムーズに進められるポイント、人気のバリエーションを紹介しました。
・プライバシーや防犯性はどうするのか
・アプローチ方法や好みのデザインはあるのか
・予算はいくらまでOKか
この3つをまずは考えてみましょう。門扉選びはご近所を散歩して見るとイメージが膨らみますよ。デザインや機能は幅広くありことに気づくことでしょう。たくさんの門扉を見ることで、お気に入りの門扉が選べるはずです。1人ではイメージが全くできない!という場合には、リフォーム会社に一度おまかせしてプランして見るのもおすすめですよ。