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コウモリを駆除せずに追い出すには?対策ってどんなものがあるの?
その他
2022年1月31日
家の周辺に小動物のフンが落ちていたりしていませんか?
それはコウモリが家に住み着いていることが原因かも知れません。
コウモリは家の換気口などから侵入し、屋根裏などに住み着きフンや死骸が散乱していることもあります。
コウモリを発見したらどのように追い出せば良いのでしょうか。
今回は、コウモリの侵入を防ぐ対策や業者に依頼する際の注意点などについて紹介します。

コウモリの生態と知っておくべきこと

koumori日本に生息するコウモリの中で、家に侵入して被害をもたらすのはアブラコウモリという種類です。

アブラコウモリの生態や特徴などを解説します。

 

 

 

 

 

アブラコウモリの生態と特徴

体長 5cm程度
黒・こげ茶
住み着く場所 屋根裏・屋根瓦の下・換気口内・外壁の中・エアコン室外機・給湯器など
活動する時期 4月〜10月(11月〜3月は冬眠する)
行動する時間帯 夕方〜朝の夜行性で昼間は寝ている
寿命 オス:1年〜5年 メス:5年

アブラコウモリの特徴は体長が5cm程度で黒褐色とこげ茶色で、大人しく人に噛み付いたりはしません。

平野部や市街地に生息し夜行性で、蚊や蛾、ハエなどの昆虫類をエサにしています。

主に屋根の瓦の下や換気口、屋根裏、軒下、壁の隙間、戸袋、シャッターの隙間など1〜2cm程の隙間があれば簡単に侵入します。

本来アブラコウモリが一度に出産するのは1〜3匹ですが、近年の温暖化が影響し繁殖力が強くなっています。

またコウモリは群れになる習性があるので、50〜200匹の群れになっていることもあります。

 

コウモリは勝手に駆除できない

no_dogコウモリは「鳥獣保護管理法」という法律によって守られているため、許可なく捕獲したり殺傷したりすることは違法となります。

許可なくコウモリを捕獲したり殺傷すると、1年以上の懲役または100万円以下の罰金が科せられます。

単なる害虫のように扱ってはいけないので注意が必要です。

「鳥獣保護管理法」とは、国内の動物の生態系を維持するために定められている法律です。

この法律は鳥類や哺乳類などを許可なく捕獲や殺傷すること禁止しています。

そのためコウモリを駆除するということは、捕獲したり殺傷したりすることではなく、家から追い出すということです。

 

コウモリによる家の被害

コウモリが家に住み着くと、どのような被害があるのか解説します。

 

コウモリの羽音や鳴き声による騒音

コウモリは夜行性のため、日が沈んでから夜中にかけてバサバサと羽音がしたり、キーキーという鳴き声が聞こえたりする騒音被害があります。

コウモリの鳴き声は通常超音波と呼ばれる人間の耳には聞こえない音なのですが、危険を感じた時などに人間にも聞こえる鳴き声を発します。

コウモリが鳴くと気になり、寝付けなくなるほどの睡眠被害が出る深刻な問題です。 

 

コウモリのフンによる異臭と衛生的被害

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コウモリのフンが溜まった換気扇カバー

コウモリによる最大の被害はフンによる異臭と衛生的な被害です。

コウモリのフンにはさまざまな菌が含まれており、崩れると空気中に菌が舞い上がります。

その菌の粒子を吸い込むと感染症やアレルギーを発症し、衛生的な被害を出してしまうのです。

またコウモリは群れを作る習性があるため、集団で活動し屋根裏や壁の中などで大量のフン被害が発生します。

そのためひどい場合は屋根裏の一部が真っ黒になるほどの量になり、異臭が部屋にまで入ってきます。

コウモリのフン被害は、健康被害と家の汚染に深刻な問題となっているのです。

 

コウモリに寄生しているダニやノミの発生

allergyコウモリには大量のダニやノミが発生します。

そのダニやノミは屋根裏から柱を伝い室内に侵入してきます。

ダニやノミは暖かく湿度の高い布団などに入って体中を刺し、かゆみや腫れなど皮膚に被害を与えます。

コウモリによる二次被害も深刻な問題です。

 

コウモリ駆除業者に依頼する

コウモリは自分ではなかなか家から追い出せないので、駆除業者に依頼するのがおすすめです。

業者に依頼するといくらぐらいかかるのか、どこへ頼めば良いのか解説します。

 

コウモリ駆除業者の費用の相場

コウモリ駆除業者に依頼した時の費用の相場は、被害規模により違いますが被害箇所が1ヶ所の場合は2〜3万円、被害箇所が複数ある場合は10〜30万円かかることもあります。

被害状況や駆除する場所によって金額の幅があるので、事前に調査し見積もりを確認しましょう。

 

コウモリ駆除業者の選び方

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コウモリの駆除業者はネットで調べればたくさんありますが、悪徳業者も多いので注意することが必要です。

依頼する前に無料の見積もりや調査が可能かどうか確認しましょう。

見積もりの内容がどのような作業があり、その作業にいくらかかっているのか明確に説明してもらうことです。

また、作業後の保証があるのか内容を確認しておきましょう。

以上の項目をしっかりと確かめた上で契約することをおすすめします。

◁◁◁実際の施工事例はコチラ

 

コウモリが侵入しないための対策

コウモリはどうすれば侵入を防げるのか、侵入しないための対策を解説します。

 

コウモリの侵入経路をふさぐ

kanaamiコウモリの侵入対策は、換気口などの侵入経路を塞ぐことです。

コウモリは、1〜2cmほどの狭い隙間があれば侵入し、例え追い出したとしても侵入口をふさがなければ再度戻ってきます。

追い出した後は、しっかりと侵入防止対策をすることが重要です。

最もコウモリが侵入しやすい換気口に金網をはめ込み、侵入経路を遮断するのがおすすめです。

換気口や戸袋など空気を通したい場所には、通気させることも必要なので金網で対策するのが良いでしょう。

 

外壁を張り替える

gaihekiコウモリを寄せ付けないようにするには、外壁を張り替えることです。

コウモリはザラザラした引っ掛かりのある外壁があると侵入しやすくなります。

例えば、モルタルや窯業系サイディングなどの表面はコウモリにとって都合の良い外壁なのです。

そこで、おすすめなのが表面がツルツルした金属サイディングです。

引っ掛かりがないためコウモリが滑って留まりにくく侵入する確率が低下します。

コウモリでお困り人には、金属サイディングに張り替えるのも一つの対策ではないでしょうか。

張り替えよりもコストを抑えたカバー工法も可能なので検討することをおすすめします。

◁◁◁コウモリ対策した外壁サイディングの施工事例はコチラ

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まとめ

コウモリの侵入は悪臭や騒音だけではなく、人体に影響する健康被害も深刻な問題です。

建物の劣化を早めることもあり、放置することは危険です。

コウモリは自分で勝手に駆除することは違法なので駆除業者に依頼しましょう。

追い出した後は再び侵入されないように、侵入経路を塞ぐことや外壁を見直す対策を考えることが重要です。

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