【GS-0143】外壁サイディング・塗装/屋根塗装工事
施工前 〜外壁・屋根診断〜

素地と下塗りの間、あるいは下塗りと上塗り間の付着強度が低下したことによっておこる剥離や浮きの現象です。 塗料の中に含まれる塗装を膜としてつなぎとめる樹脂が劣化している為におこる現象です。 変退色・チョーキングの劣化症状がさらに進行するとおこる現象の一つで、もはや外壁を保護する機能が無い状態です。 サイディングボード自体に水が浸み込むと反りや膨張の原因に なります。早め早めの点検補修が必要です。

クラックは元に戻ることはなく、地震などの積み重ねでクラックの幅が広くなったり、長くなったりすることは避けられません。クラックから雨水が侵入し、建物内部の鉄筋を錆びさせたり、屋根材の腐食の原因にもなります。

数箇所で釘の浮きが発見できました。 このまま放置すれば、釘は完全に抜け、強風で板金が剥がれ、飛散する可能性もあります。台風などの災害がなくても、経年で内部の貫板が劣化していくため、釘は徐々に浮いてきます。定期的にメンテナンスすることで被害を防ぐことができますよ。
施工中の様子

塗装工事を行う上で、安全作業及び施工品質を確保するため必要となる足場を組み立てます。 高圧洗浄による水しぶきや、吹き付けではなくても風に乗って塗料が飛散する危険性があるため、足場をメッシュのシートで覆い、飛散を防止します。

担当者より
元々は屋根を一番心配されておられたのですが、経年劣化で色あせしていただけで塗装で十分きれいになる状態でした。 屋根と一緒に外壁を点検させていただくと、外壁のタイル調部分の爆裂がひどく、めくれていましたので塗装できる状態ではありませんでした。そこで金属サイディングを上から重ね貼りするご提案をさせていただきました。 金属サイディングを貼る部分と貼らず塗装する部分をどういう風に仕上げていくか少し苦労しましたが、とても綺麗な仕上がりになり、Y様も大満足のご様子でした。「塗装する部分の色が少し明るすぎるかなと思っていたけれど、金属サイディングの色と会っていてかえって落ち着いた印象になってよかった」とおっしゃって頂き嬉しかったです。 使用した外壁材はKMEWの春一番です。断熱効果・防音効果も高まりました。建物への負荷が少ない軽量設計であることが特長です。本体の芯材には軽量の硬質イソシアヌレートフォームが採用されており、1m2あたり約3.5㎏の軽さを実現し、モルタルの約1/10の軽さ、窯業系サイディングの約1/4の軽さです。地震時の揺れによる影響が小さくてすみますし、ソシアヌレートフォームには高い断熱性もあるのが魅力的です。 お任せいただき、ありがとうございました!