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玄関リフォームにかかる費用と工期の目安
玄関リフォームにどれくらいのお金と時間がかかるかは、ドアのサイズや本体価格、工事範囲などで大きく変わってきますので、ここでは大まかな目安をまとめました。
【玄関ドア交換】
工期: 1日〜7日
費用: 40万〜100万程度
玄関ドアの交換は、既存のドア枠を壊さず、その上から新しい枠を取り付けるカバー工法が主流になっています。カバー工法なら最短半日で工事が完了。ドア枠を解体する場合は3日〜7日程度の工期がかかる場合があります。
また、ドアの性能とサイズで、費用は大きく変わってきます。開口部の大きなドアや防寒ドアなどは価格が高くなる傾向があります。
【玄関収納】
工期: 1日〜7日
費用: 20万〜
下駄箱の交換などの小工事から、シューズクローゼットの設置など大規模な工事まで、工事内容に準じて費用と工期がかかります。間取りの変更を大きく伴う場合は100万円超えになる場合も。
【上がり框シロアリ駆除】
工期: 3日〜5日
費用: 35万〜60万円程度
玄関框など地面から近い木材はシロアリ被害が出やすい場所です。被害の範囲を確認するために床をめくり、被害箇所を撤去・交換する必要がありますので、駆除費と内装工事費を含めた費用がかかります。
【風除室の設置】
工期: 3日〜10日
費用: 30万〜80万円程度
雪の多い北陸ではニーズも多い風除室。玄関の形状により費用と工期が変わってきます。玄関凹部に窓を設置するシンプルな工事が最も低コストになります。
【玄関ポーチのタイル交換】
工期: 2日〜8日
費用: 20万〜50万円程度
玄関ポーチのタイルの割れ・剥がれは、出入りの際にも危険ですし、防水の面でも気になります。色やサイズを変えると雰囲気もガラリと変わります。費用の概算は、施工範囲の平米数に準じます。
チェックしておきたいポイント
【開き戸か引き戸か】
リフォームでは開き戸→開き戸または引き戸→引き戸の交換が大半ですが、開き戸→引き戸の交換も可能です(※開口部の幅によりできない場合もあります)
玄関を引き戸にすることのメリットには、(1)軽い力で動かせる、(2)少ない動きで出入りできる、(3)ドアの開閉めのためのスペースをとらない などがあります。
開け放しても邪魔にならず開口部を広く得られるため、ベビーカーや車椅子の出入りもラクになります。
【玄関収納のサイズ】
現在の玄関の状態がどうなっているかチェックしてみましょう。
・玄関にモノが溢れていないか
・溢れているとしたら何がどのくらいあるのか
・家の外でしか使わないものを玄関から離れたところに収納していないか
上記のポイントをふまえ、玄関に収納したいものをピックアップしてみるといいでしょう。リフォームアドバイザーへ相談する際にも具体的に伝えると収納計画が立てやすくなります。
【生活スタイル・家族構成】
例えば、玄関ドアの交換だけでも、
・換気のためにドアを開けることが多い→通風ドア
・大きな荷物の出し入れや、ベビーカーをよく使う→引き戸、キーレスドア
・小さなお子さんや高齢の家族がいる→軽い力で開閉できるドア
などのプランが考えられます。
個々の家庭に特有の玄関の使い方があるため、生活スタイルや家族構成に応じた改善案を考えましょう。
【防犯・鍵交換】
玄関ドアの交換で、防犯性を高めることも可能です。防犯タイプのドアは鍵穴を見せないタイプのドアがほとんどなので、ピッキングなどの心配もなくオート設定で施錠忘れも防止できます。
また、家族が鍵を失くすなどの経験がある場合、カードキーなど電子錠システムのドアであれば、シリンダーごと交換する必要がなく、交換費用が軽減できます。
施工事例紹介① 玄関ドアはカバー工法なら1日で工事完了
工事内容: 玄関ドア交換
工期: 1日
費用: 53万円
塗装が剥がれて見た目が悪くなったドアも新品になり、郵便受けタイプのドアになりスマートにイメージチェンジしました。今あるドアの枠に新しい枠をかぶせるだけでかんたんに取替できる「カバー工法」は、既存の壁を壊さないので短時間の工事が可能です。
施工事例紹介② 開き戸から引き戸へ。引き手を大型にして開閉しやすく
工事内容: 玄関ドア交換/タイル工事
工期: 5日
費用: 80万円
(※工期・費用はタイル工事を含みます)
開き戸から引き戸へのリフォームで、ドアの開閉にかかる動きが少なく機能性がアップするとともに、和の品格が備わり雰囲気もぐっと良くなっています。
また、引き手を大型にしたため、力の弱いご家族も開閉しやすくなりました。
施工事例紹介③ お気に入りの玄関ドアのデザインを活かした造作リフォーム
工事内容: 玄関ドア交換
デザインにこだわりたい方、使いたい素材がある方には、造作の木製ドアがおすすめ。ガラスを入れるなど自由にデザインできます。扉やドアノブなどの素材の組み合わせパターンも豊富で、塗装仕上げならば好みにぴったりの色を調合可能です。
施工事例紹介④ 家族玄関、シューズクローゼットですっきり
工事内容: 全面改修
昔ながらの間取りでとても広い玄関のお家。玄関の半分をシューズクロークに改築。施主様憧れの大理石調の床材を採用し、重厚感のあるエントランスになりました。
施工事例紹介⑤ 玄関に手洗いコーナーを設置
工事内容: 新築
脱いだ靴などが来客の目に触れないよう動線を分けたファミリー玄関が人気です。こちらの事例では、小さな手洗い器を設置しました。帰宅時の動線に組み込めるため、手洗いやうがいの習慣づけもスムーズに。
施工事例紹介⑥ 帰ってきた家族を迎えるディスプレイコーナー
工事内容: 全面改修
壁面を利用したニッチ棚やカウンターで、飾りたくなる空間を省スペースで作れます。クロスや素材を変えてアクセントをつけると、ディスプレイがよりおしゃれに見えます。
施工事例紹介⑦ スロープと手すりで出入りを楽にする介護リフォーム
工事内容: 土間スロープ・玄関手すりリフォーム
工期: 4日
費用: 41万円
既存の土間スロープの勾配がキツく歩きづらいとのことで、ゆるい勾配にリフォーム。設置済みの介護簡易用手すりがありましたが、しっかりと固定し機能性を高くしたものに交換しました。介護リフォームでは、手すりの高さや配置などを、ご家族の体格に合わせて一番力が入り使いやすい場所に設置することがポイントです。
まとめ
家族が毎日使い、お客様の目に最も触れる場所である玄関。防犯・防寒の役目も果たす大切な場所であり、皆を迎えてくれるおもてなしの場でもあります。